うつ病が原因の不眠「鬱不眠」には抗鬱剤が有効

仕事や家事などで日常的にストレスを感じている方は、気がつかないうちに「うつ病」に罹っている場合があります。うつ病の症状としては、憂鬱感や無力感、億劫さや疲労感などを訴える例が多く見られますが、うつ病の症状はそれだけではありません。うつ病が原因で不眠になる場合があります。この場合、うつ病を治療しないと不眠が改善しません。うつ病の改善には日常環境の調整と同時に、適切な抗鬱剤の服用が有効ですが、うつ病を原因とする不眠にも抗鬱剤の服用は効果が期待できます。

副作用の少ない新世代の抗鬱剤のほか古い薬にも注目

現在、うつ病の治療薬として多く利用されているのは、SSRI、SNRIといった、副作用の少ない最新の新薬です。これらは従来の抗鬱剤にあった、悪心(気分の悪さ)、吐き気、昼間の眠気、便秘などの副作用が少ないだけでなく、効果が得られるまでの時間が従来の抗鬱剤より短いという利点があります。ただ、新薬が飲み始めて2~3日で効果を現す一方、従来の抗鬱剤も早ければ1週間程度で効果を発揮します。従来型の抗鬱剤は、その効果が強いというメリットもありますので、新薬の効果が感じられない場合には、あえて従来型の抗鬱剤を試してみる価値があります。

新薬とはいえ万能ではなく、環境改善も重要

従来型の抗鬱剤(三環系抗鬱剤、四環系抗鬱剤)の方が、新薬(SSRI、SNRI)より副作用が出やすい反面、抗鬱剤としての効能、つまり、憂鬱感、無力感、倦怠感、疲労感、いらいらした気分などを抑える作用が強いです。また、不眠の症状が現れている場合にはその改善にも、強い効果を発揮します。うつ病の改善には服薬だけでなく職場環境や日常生活環境の改善も重要ですが、新薬を試してみて効果が感じられない場合には、多少の副作用があっても、従来型の抗鬱剤を試してみる価値があります。

うつ病の症状としては、やる気がでない、倦怠感がある、集中力が低下する、不眠など様々で人それぞれ症状が違う場合もあります。